冬の果物といえば「りんご」。さわやかな酸味は火を通すとさらに風味が増します。お茶の時間にぴったりなお菓子のレシピを、料理家の真藤舞衣子さんに教わります。今回は、りんごのお菓子の王道「タルトタタン」のつくり方をご紹介。
(『天然生活』2025年2月号掲載)
(『天然生活』2025年2月号掲載)
りんごのお菓子
タルトタタンのつくり方
ねっとり濃厚なりんごのキャラメリゼをたっぷり使って。酸味と甘さのバランスのとれた、りんごのお菓子の王道です。

材料(15cmの丸型1台分)
| ● りんご(皮をむき8等分のくし形切りにして芯を除く) | 4~5個 |
| ● きび砂糖 | 100g |
| ● バター(食塩不使用) | 70g |
| ● 冷凍パイシート | 1枚 |
下準備
・オーブンを180℃に予熱しておく。
つくり方
1 フライパンにきび砂糖と水大さじ1(分量外)を入れ木べらで混ぜながら加熱し、茶色く色づいたらバターを加え、キャラメル状になったらりんごを加えて混ぜ合わせ、5分ほど炒める。
2 型に1を入れて180℃のオーブンで40分焼き、一度取り出して表面をならしてさらに30分ほど焼く。焼き上がったらギュッとならして冷蔵庫でひと晩おく。
3 冷凍パイシートを少し室温にもどし(表面に少し指のあとがつく程度)、2mm厚さにのばし、直径18cmの丸型に切り、フォークなどで全体に穴をあけ180℃のオーブンで20分焼く。冷ましたら2にのせて返し、型から抜いて切り分ける(型から取り出すときは少し底を温めると取り出しやすい)。
〈料理/真藤舞衣子 撮影/清水奈緒 スタイリング/駒井京子〉
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
祖母と母の影響を受け、発酵食に興味をもつ。京都の禅寺で一年間生活したのち、フランスへ留学。リッツ・エスコフィエでお菓子を学ぶ。近著は柳澤幸江氏と共著の『ドライきのこの美味レシピ』(世界文化社)。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



