• 冬の果物といえば「りんご」。さわやかな酸味は火を通すとさらに風味が増します。お茶の時間にぴったりなお菓子のレシピを、料理家真藤舞衣子さんに教わります。今回は、りんごのお菓子の王道「タルトタタン」のつくり方をご紹介。
    (『天然生活』2025年2月号掲載)

    甘味と酸味が濃縮した味わいを楽しむりんごのお菓子

    冬に旬を迎えるりんごは、生食でのシャリシャリとした食感とフレッシュさも魅力的ですが、火を通したときの甘味と酸味が濃縮した味わいも楽しめる、とても優秀な果物です。

    「私は生のものよりも加熱した方が好きなので、りんごをいただくときは、お菓子にすることが多いですね」という真藤舞衣子さんに、りんごを味わい尽くすお菓子のレシピを教えていただきました。

    りんごをたっぷり使用して、じっくりとオーブンで火を通す「タルトタタン」は、しっとり濃厚な味わい。生のりんごのスライスを詰めて、生地を流し込み焼き上げる「りんごのガトーインビジブル」は、食感とフレッシュさが残るのが特徴です。

    画像: りんごのガトーインビジブル

    りんごのガトーインビジブル

    今回のレシピには、真藤さんおすすめの果樹園「おぐら農園」から取り寄せたりんごを使用しています。

    「仕事を通じて知り、取り寄せるようになりました。果肉がしっかりしたもの、加熱すると風味が増すものなど、お菓子づくりに適した種類があるので、好みのものでつくってみてください。数種類を混ぜてみてもいいですね」

    画像: 青森県弘前市の山のふもとで、環境に配慮した栽培方法で育てているりんご。見た目よりも味を重視し、それぞれの品種の魅力が際立つ味わい

    青森県弘前市の山のふもとで、環境に配慮した栽培方法で育てているりんご。見た目よりも味を重視し、それぞれの品種の魅力が際立つ味わい



    〈料理/真藤舞衣子 撮影/清水奈緒 スタイリング/駒井京子〉

    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
    祖母と母の影響を受け、発酵食に興味をもつ。京都の禅寺で一年間生活したのち、フランスへ留学。リッツ・エスコフィエでお菓子を学ぶ。近著は柳澤幸江氏と共著の『ドライきのこの美味レシピ』(世界文化社)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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