梅雨の季節がやってくると、日本の家庭では「梅仕事」がはじまります。梅仕事とは、この時期に収穫された梅を使って、梅干しや梅酒、梅シロップなどを手づくりする日本の伝統的な手仕事のひとつです。今回は、料理家の先生方から教わったレシピの中から、初心者でも簡単に挑戦できる梅仕事を紹介します。
「梅酒」のつくり方
「完熟梅のはちみつ梅酒」のつくり方|横山タカ子さん
「焼酎はぜひ、35度以上の『飲んでおいしいもの』を選んで」と、横山タカ子さん。完熟梅と、はちみつの香りが豊かに重なるまろやか味です。
「ブランデー梅酒」のつくり方|松田美智子さん
「焼酎で漬けることが多いのですが、頂いたブランデーで漬けてみたら大変においしく、以来、ブランデーで漬けています」という松田美智子さん。年を追うごとに熟成感を楽しめるブランデー梅酒です。
その他の梅仕事
「梅ジャム」のつくり方|松田美智子さん
ジャムは、種を除いた梅に砂糖を加えてじっくり煮ていくと、含まれるペクチンの働きでとろとろになります。梅雨の合間のいっときしかない季節の恵みの梅は、ジャムにすることで一年じゅう楽しめます。
「赤じそジュース」のつくり方|松田美智子さん
「梅仕事の番外編ですが、梅干しを漬けるときに欠かせない赤じそが手に入ったら、赤じそジュースにも挑戦してみませんか?」と松田美智子さん。湿度の高い梅雨の時季に、喉をさっぱり潤してくれる、さわやかな味わいです。