「虫干し」|家仕事ごよみ[10〜11月]
昔から、大切に受け継がれてきた、四季折々の家仕事は、理にかなった、先人たちの知恵の結晶です。 今回は、10〜11月の晴れ間に行われる、「虫干し」を、画家で料理家の藤田みどりさんに教わります。
『家仕事ごよみ』より
虫干し 十月から十一月
天気のよい日に風通し
虫干しとは、夏の土用や秋の晴天の日などに衣類・書画・調度品などを陰干しして風を通し、虫の害やカビを防ぐ、昔から行われてきた家仕事のひとつ。晴れた日の湿度が低い時間帯、10時〜15時の間の2〜3時間、行いましょう。
「近くのお寺は、11月初旬に、書庫や蔵にある書や絵画などに風を入れて湿気を取る、虫干しを行い、宝物を公開します。私が虫干...