料理の失敗

よくつくる料理こそ、ワンランクアップの仕上がりにしたいもの。失敗の原因を知り、基本に立ち返ることが大切です。

から揚げがかりっとならずべちょっとする

【原因】　揚げる温度が適温でない

【これで解決】　入れるときと取り出すときの油の温度を180℃にする

から揚げをかりっと揚げるには温度管理が重要です。

べちょっとなるのはかりっとする前に引き上げている可能性が大。

ポイントは、鍋に入れるときと取り出すときの揚げ油の温度を180℃にすること。

揚げている途中は少し低くなってもOKですが、最後に火を強くし180℃に戻すと油切れがよくなり、かりっとします。

また、衣が少ないのもべちょっとなる原因のひとつ。

うまく衣をまとっていないようであれば、片栗粉や薄力粉を少し増やしてみてください。

＜監修／本田明子　取材・文／野上郁子（オフィスhana）　イラスト／須山奈津希＞

本田明子（ほんだ・あきこ）
家庭料理家。小林カツ代の内弟子一号となり、レシピ制作責任者として多数の料理本制作に携わる。2007年に独立。雑誌やテレビなどでレシピを紹介するほか、小さな子ども向けの料理から老人ホームのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれる料理を提案。著書に「昔ながらのおかず」シリーズ（マガジンハウス）など。

※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです